『シンガポール株式公開』発刊

この度、アスカ監査法人より『急成長を続けるアジアを見据える シンガポール株式公開 国外上場の手引き』を発刊いたしましたのでお知らせ致します。

シンガポール株式公開
書 名:
急成長を続けるアジアを見据える
シンガポール株式公開 国外上場の手引き
編 者:
アスカ監査法人(福島正己、田中優一)
発行所:
株式会社ザメディアジョン
発行日:
2010年11月13日
判 型:
B6版(208ページ)
販売価格:
本体2,000円+消費税

【本書購入方法】・・・下記お問い合わせ先までご連絡下さい。

■お問い合わせ先■
アスカ監査法人大阪事務所 担当:山岡
TEL:06-6442-8807  E-Mail:shuppan-aska@aska-co.jp


<主な内容>

  • 第1章 日本における新規株式公開の環境変化
  • 第2章 シンガポールの基礎情報
  • 第3章 シンガポール証券取引規制
  • 第4章 シンガポール証券取引所
  • 第5章 上場準備
  • 第6章 日本の上場企業紹介
  • 第7章 上場後の継続義務
  • 第8章 コーポレート・ガバナンス
  • 第9章 ストックオプション
  • 第10章 関連当事者との取引
  • 第11章 M&A
  • 第12章 上場廃止と移行
  • 第13章 シンガポールの会社法務
  • 第14章 シンガポールの会計
  • 第15章 シンガポールの税務

はじめに(本書籍 p.2~p.3より)

21世紀はアジアの時代である。この世界をリードする元気な経済共栄圏に偏狭な島国根性を捨て、飛び込む覚悟が日本にはあるのだろうか。

昔から、相手の混乱・弱気に乗じて策を打つ、先手必勝は戦いの要点である。頻繁に交代する首相をやゆされる一貫性のない日本政治、そこにつけこまれる日中、日露の領土問題(尖閣諸島、千島列島)。また、何十年間勤務し実務経験を積んだ熟練工が退職し、ライバルの中韓メーカーに巧みな技術を惜しみなく提供する背信行為に、瞬時に技術移転を迫られ、自らの首を絞めることになる、甘い企業風土。今、日本はすべてにおいてガタガタでスキをさらしている。

国あっての個人であり、企業である。バランスある愛国心を心の支えに、したたかに、めげずに、正々堂々と、世界の経済競争と渡り合う信念で、アジアの共栄圏に溶け込み、中長期の成長発展を目指す大志ある企業人の出現を期待したい。

そして、そんな企業人に忠告したいのは、国家レベルと個人レベルの利害は相違して当然と割り切り、過激な国益に翻弄されず、自制心を持って対応することである。商売の成功は個人レベルの問題で、アジア(特に中国華僑)との信頼の人脈ネットワークが構築できるかどうかに尽きるのだから。

それに比べてドイツはどうだろうか。フォルクスワーゲンやシーメンスなどは、着々と企業を統率する契約ルールを厳守し、簡単に特許等企業内情報が流出しないために自社権益を守り、賢明に、中国国内に地歩を固めている。

中国華僑とビジネスをする際には、まず、事業提携の契約のすべての面で大ゲンカするべきだ!〝まあまあ〟などと曖昧さを残しスタートするから後日もめるのである。日本人を先生と褒めおだてて、金や技術を結果的に自分のものとする、したたかやさ駆け引きのうまさが中国華僑にはある。交渉相手として我々よりも一枚も二枚も上なのだから要注意だ。

大ゲンカして終われば、ニカッと笑い食卓を囲む間柄となる。ケンカすればどうも後を引く日本人の感情とは大違いだ。この中国人の性格は、他のアジアの国にも共通するところがあり、内向的で主張しないファジーな日本人こそ異端だと心得る必要がある。ビジネス業界の交渉はそのようなものと割り切り、広い心を持ちアジアに溶け込めばなかなか味わい深い覚醒の人生が待っているだろう。

何せ中小企業と言えどもアジアと商売しなければ売上も利益も実現しない21世紀である。我々がグローバルに生きると決めた以上、まず個人として強くなることだ。一個所ではなく複数個所に市場、資金そして仕入れを分散させ、その変化に機敏に対応するしか方法はない。なぜならば、リスクのない国やビジネスはないのだから。

社内人材力(英語力・中国語力・パソコン力・対外交渉力)を高め、速やかに華僑圏ビジネスネットワークを構築しなければ、アジアでの中期的な成長発展はない。自社のアジアでの自由な経済活動を確保するため、北京政府の直轄地ではない、先進的なシンガポールに上場するメリットは計りしれない。自社に国際的な企業力をつけるのには最適である。今回、このような観点から、公開実務面を重視した手引書を著したのである。

アスカ監査法人は、職員一同で、アジアで通用する監査・公開・事業提携等のコンサルタントの体制を構築し、やる気のある元気なアジアに根を張ろうとする企業の皆様のサポートを精いっぱい努めたいと思っている。Boys be ambitiousの精神で!

アスカ監査法人 国際部
代表社員  福島 正己